飛良泉 飛囀 鵠 山廃純米吟醸原酒 2021 type-B
秋田県/飛良泉本舗/720ML 1870円※税込み
27代目蔵元齋藤 雅昭専務が新しい味わいへの挑戦として手掛けたのが飛良泉 飛囀シリーズです。
2019年に初リリースし今季が3期目のリリースとなります。
2021バージョンはA,B,特別バージョンと3タイプをリリース致します。
今回はtype-B(酸度5.2)となります。
TypeAとTypeBの違いはいかに・・・。
仕込みタンクが違うというのもありますが、濾過のかけ方も違います。
クリアなレモンウォーター仕様にしたのがTypeAでしたが、TypeBは濾過をあまりかけずに
甘夏などの果実をかじったかのような濃い味わいに仕上げています。
TypeAはスマートでクリア。TypeBは濃醇でジューシー という感じです。
飛囀とは一人前の蔵元として鳥ように「飛び」立ち、囀(さえず)りたい想 いから命名されました。
飛囀シリーズ第3弾『鵠 はくちょう』は酸味に特化する挑戦となりました。
先田県産酒こまちを麹50%、掛60%まで磨き白麹、リンゴ酸高生産性酵母、山廃モトで仕込みました。
白麹(クエン酸)+リンゴ酸高生産性酵母(リンゴ酸)+山廃モト(乳酸)という面白い組み合わせです。
白麹は同県の新政酒造が醸す亜麻猫を手本とし技術指導を頂いたとの事です。
穏かなグレープフルーツやリンゴの爽やかな香り、甘味を感じつつ刺激的なリンゴ酸が口を支配します。
中盤は3つの酸が融合しておしくらまんじゅうをしています。
仲が良いのかは知りませんが、まとまっております(笑)後半はクエン酸が存在感を出す、爽やかな酒質です。
甘味と様々な酸を楽しめる個性的な酒質ですが、数値ほどは激しい酒質ではなく、まとまりのある爽やかな酒質です。
必ず良く冷やしてお飲みください。
酸に特化した作品なので常温だと酸が和らいでしまい蔵元の狙った味わいと異なる味わいとなってしまいます。
ネットショップ(720ML)